かき

kaki

≪和名≫柿 カキ

≪生薬名≫ 柿蔕 シテイ

≪科目≫ カキノキ科 カキノキ属

≪分布≫ 栽培は日本全国は元よりアジア、ヨーロッパなど世界各地の温暖な地域で栽培されています。

柿は元々東アジア(中国大陸)原産の植物ですが古い時代に中国大陸から朝鮮半島を経て日本に入り、日本で改良されて江戸時代に日本から欧州、アメリカに伝わったので日本原産の植物とも言えます。

 

《成分》 タンニン、ビタミンC、ビタミンK、B1、B2、ミレラル、カロチン、ルチン、クエルセチン等が多く含まれています。

≪使用部位≫

葉…柿葉

果実…柿子(シシ)

干し柿…柿餅(シヘイ)

干し柿の表面に現れた白い粉…柿霜(シソウ)

柿の蔕…柿蔕(シテイ)

樹皮、根皮、花、柿渋…使用する場合があります。

《かきの葉を煎じて服用した場合》

ビタミンCは柿の葉の重量の約1%含まれており、柿の葉のビタミンCはプロビタミンCという熱に強く風邪予防に効果あり。

柿の葉は弱酸性ですので、コーヒーや緑茶とは一緒に服用しないでください

VCが半減する恐れがあります。

ドクダミ、ヨモギ、ハトムギなどと一緒に服用しても相乗効果がみられます。

《柿の葉を入浴剤として使用した場合》
乾燥肌予防、肌荒れ、あせもや湿疹などに効果。

≪採取時期≫

柿の葉の採取時期は6月~8月の若葉(渋柿でも甘柿でもどちらでもよい)を採取しよく水洗いをしてから2分~3分ほど蒸し木で蒸します。それを千切りにして日向又は風通しの良い場所で乾燥させます。

柿渋を作る場合は渋柿の果実が青い時に採取します。

柿の蔕は下記を食べた後日干しします。