よもぎ茶
古来より、健康茶として親しまれてきました。
血液サラサラや有害物質の排出など、体を内面からキレイにする効果が期待できます❤
【効能・効果】
肩こり・腰痛・神経痛 ・冷え症・生理痛緩和
高血圧緩和 ・殺菌 ・眼精疲労・動脈硬化
リウマチ・骨粗しょう症・健胃・子宮出血・吐血・痔出血
よもぎ とは
≪和名≫ 蓬、艾葉、ヨモギ、がいよう、ガイヨウ
≪生薬名≫ 艾葉、がいよう、ガイヨウ
≪科目≫ キク科のヨモギ属
≪分布≫ 本州から九州の日本各地と朝鮮半島の野原や道端や民家の庭先で普通に見られる多年草の植物です。
古代中国ではヨモギには邪気を払う魔よけの力があると信じられており、ヨモギで作ったお人形を飾ったり、菖蒲と一緒に軒下に吊るしたりしました。
またヨモギは薬食草と言われ、煎じて服用する薬やお灸の材料としての薬にもなり、餅やお浸し、天ぷらにして食することもできる万能植物です。
ヨモギの茎葉を丹念に揉んで作ったものを「艾(モグサ)」といい昔は石臼で何度も挽いて製造しました。
※日本では主にオオヨモギの裏の毛を集めたものをモグサにします
お灸をすることを「灸(ヤイト)をすえる」と言いますが、「ヤイト」は元々「ヤケド」から変化した言葉と言えます。
ヨモギに含まれる精油成分がお灸によって身体のツボから浸透して不調を直します。
お灸に用いるモグサは江戸の昔から伊吹山で採れたヨモギで作った「伊吹モグサ」が有名ですが今は伊吹山のある滋賀県ではモグサの製造はあまり行われていません。しかし今も昔も伊吹山は薬草の宝庫です。
☆ 日本には古来より日本独特の薬草文化がありました。
その薬草文化を和薬(わやく)といい民間の間で細々と家伝、秘伝として伝えられてきました。
☆和薬と言われる代表的な薬草はドクダミ、ゲンノショウコ、センブリ、キササゲ、タラノキ、ウラジロガシ、カキドオシ、ヨモギなどです。
≪成分≫ 精油と酵素や多糖類、ビタミンA、B1、B2、C、各種ミネラルなど
≪煎じ方≫
乾燥ヨモギ5g~10gを水600cc~800ccの土瓶の中に入れて弱火で15分~20分煎じて一日数回服用します。
《よもぎを煎じて服用した場合の効果》
血行促進、冷え性の解消、止血、不正出血、月経異常の解消、便秘の解消、骨粗鬆症の予防、血圧の安定
艾葉と他の薬草(ドクダミ、ヨモギ、麦茶など)と一緒に煎じて服用しても良い。また生のヨモギの葉を揉んで出血している患部に当てていると止血する。
≪お茶として飲む場合≫
ヨモギと一緒にドクダミ、麦茶など効能のある薬草とブレンドするといいです。
≪入浴剤として使用した場合の効果≫
ヨモギの入浴剤は神経痛、腰痛、打ち身、捻挫、痔に効果があります。
≪生葉として≫
生のヨモギを葉を揉んで出血している部位にその汁を付けると止血出来ます。
≪採取時期・管理・保存≫
ヨモギの葉を5月から7月の頃の採取して日陰乾燥します。日陰乾燥により精油成分の発散を防ぎます。